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タカ心理学博士の考え方:心理援助について PHILOSOPHY

NEXTカウンセリングの特徴の1つは、相談者の好みに合ったカウンセラーを選別する、ということです。そしてそれを科学的に効果が認められている方法で行います。この記事では、なぜ好みに合ったカウンセラーを選別することが大事であるのか、そしてNEXTカウンセリングでは、それをどのように行うのかをお伝えします。

カウンセリングによる効果

カウンセリングの効果における研究についてお伝えした記事でもカウンセリングの効果について触れました。実際どのくらい効果があるのでしょうか。まずは次のグラフをご覧ください。グラフ(Miller,Hubble, & Chow, 2020を参考に作成)では、相談者における変化(状態の改善など)の内訳を示しています。前提として言えるのが、相談者が楽になったり生きやすくなったりするのは、カウンセリングのおかげ(20%)というよりも別のおかげ(80%)と概ね言えます。

そのカウンセリングの要因の内訳をさらに見ていきます。次のグラフ(Miller,Hubble, & Chow, 2020を参考に作成)はカウンセリングの効果の内訳です。分かっているのは、関係性(40%)とカウンセラー(45%)による効果が85%を占めており、方法(認知行動療法、マインドフルネス、EMDR等)に至っては5%しか占めていません。つまり、相談者にとってカウンセラーが誰であるかとは、カウンセリングでは死活問題であるのです。

関係性(40%)とカウンセラー(45%)による効果が85%を占めており、方法(認知行動療法、マインドフルネス、EMDR等)に至っては5%しか占めていません

カウンセラーの選別

このようにカウンセラーが誰であるかは、カウンセリングではとても重要です。そして効果的なカウンセラーを選ぶことも重要と言えます。ではどのように選ぶのか。特にカウンセラーの業界では、自身の信頼性を示すために「学歴」「職歴」「資格」など、知識や経験の紹介をよく見かけます。しかし、これらは残念ながら自分にとって最良のカウンセラーを見つけるために役立つ情報にはなりません。

「カウンセラーが相談者に対して自分の接し方を適応する」ことに関して、多くの研究(Challahan等, 2018)が行われており、カウンセリングの効果が増すことも分かっています。つまり、カウンセラーがどのように相談者に接するのか、が効果と関係するのであり、学歴や資格などは効果と関係することは認められていないのです。NEXTカウンセリングの選別法は、このような科学的な情報を活用してるので、効果があると自信を持ってお伝え出来るのです。


本記事のまとめ

  • カウンセリングは相談者の変化の20%の要因を占める
  • 相談者の変化を起こす大きな要因として関係性とカウンセラーが挙げられる
  • カウンセラーが相談者にどのように関わるか、が合う合わないのポイントとなることが分かっている
  • NEXTカウンセリングでは科学的な情報を元に効果のある選別方法を行っている